case 小平の家
はすかいに構える
郊東京郊外の住宅に囲まれた34坪の敷地。東南に開けた立地を生かし、建物と庭のバランスをみて、住宅の南面をグリッドから約30度で切り取り斜交い(はすかい)に、庭を三角形・建物を台形としました。この斜交い(はすかい)が近隣との視線のずれを生み、意識は遠くへ、大開口をとりつつもプライバシーを守 ることにつなげています。
住宅に求められる要素・場のあり方の固定概念を見直して質の異なる3つの家族室を設け、気分や季節に応じて選び取ることにより心 理的広さを感じることを試みています。水回り以外の壁・天井材はホタテ塗料、床・枠・家具等はタモ材、軒裏や2階天井は杉の羽目板など内装の素材は極力自 然素材とし、肌触りや経年変化を楽しめるものにしています。
然帯(サオビ)の家づくり